紋章同好会で戦争を回避したかった-金鹿プレイ感想①
金鹿ネタバレ感想です。学生生活編です。
特に内容に関係はないキャプチャ。
なんだか最近、ユーリスがすごく好きになってしまって……というか、灰狼の生徒全員がどんどん好きになってしまって……。
生徒は基本的に優しいんですが、灰狼の子たちの優しさはストレートにこちらを案じてくる優しさなのでどぎまぎしてしまいます。
仲良し金鹿学園生活
和気藹々としている金鹿学級。先生としては非常にやりやすい。打ち解けた雰囲気があって、いい学級だなと思います。
ローレンツが言うように、同盟を組んでいるからといって仲がいいわけではない。でもいがみ合っていては同盟は成り立たないから、同盟がうまく回るように協力する。そういう性質がしっかり生徒たちに備わっているんだろうな。
最初から仲がいい、というよりは、団体行動の取り方を理解している、といったほうが適切なような気がします。距離感のつかみ方が上手な、大人な付き合い方ですね。
白鷺杯はマリアンヌが出場。マリアンヌもフェリクスも、嫌そうにしながら好感度が上がるのが可愛いです。
女神の塔はランダムにしたところ、リシテアが来ました。大人ぶっているし大人びて見えるけど、子供らしいところもあって可愛いなリシテア。
女神の塔って灰狼の子はないんですね。追加されないかな……。
野望を抱く級長
他の級長より格段にフランクで話しやすいクロード。なんとなく級友たちからの扱いが比較的雑な気がする。先生なのに授業の進め方がわからないのか？と呆れられるのはこのルートならでは。
英雄の遺産やセイロス教団について意欲的に調べるクロード。知らないとはいえ、アガルタから情報を引き出しているのがすごい。アガルタとしては反教団派が増えるのは願ってもないことだから教えてくれたんでしょうけど。でもすごいわ……。
頭の回転も速く、人当たりも良く、さすがは級長と言うべき人材。ただ、他意のなさそうな言葉でこちらをひやっとさせてくるのではらはらします。エーデルガルトを鼠で脅かしたりね。何気なく核心を突いてくるので、実際生徒として見るとちょっと手強い気もします。
今まで異物として扱われ差別されてきた過去を持つクロードは、閉鎖的なフォドラの中にあって一歩俯瞰的な見方をしてますね。その分、野望を叶えるのには気の遠くなるような時間が必要だろうな……。
クロードは戦争を起こしたエーデルガルトに対して「おかげで俺の野望は虫の息」と発言しているけど、結果的に戦争が起きたのはラッキーだったと思う。フォドラ全土を変えるには途方もない時間が必要だけど、統一されれば少しは楽になると思うんだよね。エーデルガルトはクロードと考え方も近いし、彼女に勝っても負けてもクロードの野望はぐっと近くなる。
ところでいまいちしっくりこないのは、クロードが教団を問題視していること。フォドラが閉鎖的である原因はセイロス教団ではないと思うんですよね……。レア様はツィリルを雇ったりシャミアを重用したりと、人種にはまったくこだわっていない(そもそも本人が人間じゃない)。セイロス教団を牛耳ればフォドラを変革しやすいのには賛同するけど、セイロス教団と人種への偏見はあまり関係がないんじゃないだろうか。隠し事やめろというのには賛成するけど。
話は逸れるけど、レア様としては、いずれフォドラを開かれた場所にする考えは持っていたんじゃないかな。レア様が文明の進歩を調節していたのは、他国との足並みを揃えるためではないかと思う。フォドラだけが科学的に発展して、フォドラが他国の侵略に走るのを防ぐため。
歴史書を信じるならフォドラは他の国に自分から攻め入ることはないんですよね。ダグザ・ブリギット戦役も、スレンやパルミラもフォドラからちょっかいをかけることはない。例外はダスカーだけど、ダスカーは他国ではないので……。でもフォドラが他国よりはるかに発達した文明を持ったらわからない。それを危惧しての文明干渉だったんじゃないだろうか。
これはエーデルガルトにも言えることだけど、紋章主義の撤廃も他国との交流もレア様の頭にはあったと思う。ただ寿命の長さが桁違いなので人間とは考え方が根本的に違っていて、まだ時期尚早だしその前にソティス復活させよ～とか呑気に構えているのでは。
クロードは封じられた森も調べていたようで、どう感じたか聞きたいところ。
封じられた森、よく調べると炎の紋章の石があるんですね。ソティスが降り立った地なのかなと思いましたが、それならもう少し神聖な扱いをされていると思う。
ザラスの禁呪の発動条件は封じられた森で行うことなのでは？と考えているので、女神の眷属にとっては鬼門な場所なのかもしれない。それで以前は魔人兵器(呼び方がわからない)を置いてアガルタが入り込まないように見張っていて、現在は疑似的な炎の紋章石を置いて力を封じることでその必要はなくなった……とか想像しています。
それ以外にも、クロードが紋章についてどう考察しているのかじっくり聞きたい。クロードの研究発表、エーデルガルトやリンハルトと一緒に聞きたいな。紋章同好会的なのがあったら面白いのに。
出身国でクラスを分けるのは連帯感があっていいんですが、多様性には欠けるんですよね。良くも悪くも同じ価値観が揃ってしまうので。同好会とかで横の交流を積極的に持つことも大事だと思うんです。そこでエーデルガルトとクロードが互いの考えを知ることができれば、戦争以外の道があるかもと立ち止まってくれたかもしれない……。
エーデルガルトを止められたのは先生でもディミトリでもなくて、クロードだったんじゃないかな……とぼんやり考えています。先生はエーデルガルトを救える人で、ディミトリはエーデルガルトを理解できる人間なので、また違う立ち位置。
でも紋章同好会、シルヴァン筆頭に青獅子の生徒は嫌がりそう……。
ディミトリに捧げる反省文
青獅子の感想がディミトリに厳しすぎたな、と反省しました。可愛い生徒だし、好きなキャラクターのはずなのになぜ厳しくしてしまうのだろう。
立場上ついついエーデルガルトと比べてしまい、そしてわたしがエーデルガルト大好きなため、どうしてもディミトリが頼りなく見えてしまうのが理由のひとつ。比べるのはよくないことだとわかっているのですが。
あと、ディミトリがエーデルガルトを強者だと断言したのが引っかかっている……ここがいちばん大きい。
ディミトリから見たエーデルガルトは、しっかりしたお姉ちゃんという印象が強いんだと思います。でもエーデルガルトも同年代の普通の女の子で、死者に報いるため強く振る舞うしかなかっただけの弱い人間。
エーデルガルトはどうして強いのだろうとか、自分も誰かから見たら強く見えるんじゃないかとか、だったら強さってなんだろうとか、ディミトリにはそういうところまで考えを広げてほしかったです。物語後のディミトリがそこに気づいてくれるかは微妙でちょっと不安。蒼月ルートでのエーデルガルトは最後まで弱みを見せなかったので、ディミトリはエーデルガルトの弱さを想像することはなさそうです。
もっとも、紅花ルートのエーデルガルトもディミトリは「復讐の相手を勘違いしてわたしに固執してた人」くらいの認識なので、そこはお互い様ですね。お互いの弱さと強さをもっと早くから想像できていれば違ったんだろうな。でもふたりとも、そんな余裕はなかったから……。
ところでわたしはディミトリに謝らなくてはならないことがあって……。
ディミトリは王位を継がないのではなく継げないんですね。ごめんなさい、勘違いをしていました。
前回のプレイではかなりディミトリに厳しくあたってしまった。ディミトリもグレていたとはいえ大人げなかった。反省しながら、彼の誕生日にはお茶会を開きました。
先生の楽しそうな顔が好きだよ、と言ったディミトリを思い出す。自分と同じように表情に乏しかった先生が笑うのを見て、救われていた面もあったのかな。
このルートでディミトリが辿る未来がわかっているからか、心の痛いお茶会になりました。
お茶会楽しい！
お茶会は魅力が上がるのでなるべくサボらないようにしているんですが、今回やけにお茶会が楽しく感じる。ので、お茶会の話。
何度も書いていますが、生徒全員可愛すぎませんか？どうしてこんなに可愛いのか。
可愛い生徒にこんなこと言われたらもう……わざとやってるのかしら。可愛くて仕方ない。
ちなみにこのドロテアにはうまく答えてあげられなかったんだけど、どうやら正解は「照れる」だったらしい。これ、先生のことだったの？鈍いからわからなかった……。
セイロス教団の方々について
この三人が先生をは同胞だ、一緒に守ろうと話しているシーンを見ると、黒鷲学級のとき迷わずエーデルガルトを選んだ自分は申し訳なくなる……。
セテスとフレン、最初はあまり好きではなかったのですがプレイを重ねるごとにいいキャラクターだなあと思います。特にセテス！すごくいいおじさんお兄さんですね。真面目で生徒やベレトを指導する反面、フレンには甘くて過保護なところがすごくいいです。
こういうことをベレトに言ってくるのも面白かった。最終的に生徒と結婚するわたしに言われても……。
ところでフレンは意外と勝ち気なのね！
「すまん……」と肩を落とすユーリスの直後だったのでちょっとびっくりしました。
レア様はまだあまり好きになれない。前よりは好きになったけど、まだ怖い気持ちと不信感が根強いです……エーデルガルトを斬るルートなら、好きになれるだろうか。
ちなみに、特に敬意はないんですけどレア様って呼んでしまう。
