おおぞの備忘録

引きこもりたがりの備忘録。

希求する未来はみんな同じ-金鹿プレイ感想③

翠風ルートのネタバレ感想です。

現時点で翠風どころか銀雪もクリアしているのですが、翠風クリア直後に書いた感想になります。銀雪の感想は別途書きます。

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適当な撮影でもこのイケメン

エーデルガルトとクロード

勘違いしそうになるので、先に書いておきたい。エーデルガルトが望んでいるのは人間の手で作る世界であって、差別や偏見のない世界ではない。ただ人種は違えど同じ人間だと考えているから、結果的にクロードの理想と似通っているだけ。

 

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「老けたわね」って遠回しに言ってるのかな~って思った

エーデルガルトかわいい……と同時に、ディミトリには絶対言わないだろうなと思った台詞。

エーデルガルトとクロードは似た野望を抱いているせいか、どこかでお互いを認め合っているように思います。思わず本音をこぼしてしまうくらいに。だからこそ、もっと早くから知り合っていれば戦争を避けられたかもしれないね……。
物語開始時点では遅いのはわかっているけど、やはり士官学校のシステムを変えたほうがいいのでは?言語の問題もないのだから、クラスは出身国混ぜこぜにしたほうがいいと思う。平和な世の中ならいいけど、溝を深めるだけの可能性もあるよね。

 

作中で似た野望を抱いていると書かれているので、ディミトリとは違う意味でエーデルガルトとクロードを比べてしまう。
戦争しかないと思いつめたエーデルガルトに対し、クロードは士官学校で築いたコネを使ってフォドラを変革しようと考えていたのかなと思います。このタイミングでの士官学校入学自体、皇女と王子がいるからという理由で入学していそう。学級の垣根を越えて交流しようとしていたのは、クロードの気質もあるけど未来を見据えてのことだったんだろうな。
少なくともパルミラとの国交のためには、帝国と王国にお伺いを立てなきゃいけない。フォドラの首飾りは両国の協力あって建造されたのに、同盟が勝手にパルミラとの国交を開いたら怒られるよね。クロードが着手しやすいパルミラ国交でさえこれなのだから、帝国・王国と仲良くしておくのは野望のためには必須でした。
それをエーデルガルトがぶち壊したのだから、文句のひとつも言いたくなるよね。

 

未来の犠牲をなくすために戦争を起こしたエーデルガルトに対し、クロードは無血での野望実現を目指していたように思います。でもどうなんだろう。どこかで多かれ少なかれ犠牲は出たと思う。クロードが生きているうちに戦争が起きなくても、差別や偏見から出る悪意がどこかで争いを起こす可能性は高い。現代でもそうだし。
でもそのときに、差別や偏見はおかしいと言える空気であるかは大きい。そこで踏みとどまれるかは差別や偏見に呑まれない社会を作れているかにかかっているので、クロードには頑張ってほしいです。
そこから考えると、エーデルガルトの打った手はよくなかった……こういった犠牲の前借りってできないんですよね。紋章の犠牲者は減らせると思うので、彼女の目的は達成されるんですが。

 

エーデルガルトとクロードの敵対会話は、変わることや変えることの難しさを提示していて好きです。どちらの言い分もわかるんですよね。

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幅広い見聞も、ひとつを追求して得た知見も、どちらも等しく貴重です。お互いにその自負もあって、だからどちらも一歩も退かない。

理想は両者を生かすことなんですけどね。こんなことはきっと二人もわかっているだろうし、自分が負けてもフォドラは大丈夫だと思いながら戦ってくれているといいなと思います。

 

最後にエーデルガルトの最期の話。

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自分が死ななければ戦争は終わらないと理解しているエーデルガルト。せめて最後は先生の手で……と乞う彼女に涙が出る。
このルートの先生は、辛そうにエーデルガルトにとどめを刺すのでまだ救われます。青獅子の先生が異常なだけかもしれない。先生の性格って、級長にかなり左右されてません?

大地の夜明け

蒼月で繰り返された、強者と弱者の対立構造への回答が示されるラストムービー。クロードかっこいいですね。エーデルガルトもディミトリも、この言葉を聞いていてほしかったな。
全体的にクロードは正しいことを言っていると思う。でも残念ながら、それを実行できるほど人間は強くも賢くもない。
他人と手を取り合って弱さを克服するのではなく、他人を弱者に仕立てて自分は強者として振る舞うことで克服しようとする人間もいるんですよね。それは自分が排除されることへの不安や恐怖から来る。その解決策は誰も排除されない豊かな社会を作ることしかなくて、でもこれが非常に難しい。
国よりも小さな組織、例えば学校や会社でさえ、そんな社会を作れない。だからクロードの野望が叶うことはない。それでもそこを目指し続けることに価値があると思います。

目指すところは同じ

結局のところ、エーデルガルトもディミトリもクロードも目指すところは同じだったのでは?と思います。互いを尊重し分け隔てのない社会というキーワードは三人とも同じ。ディミトリもこう言ってるしね。

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紋章を持つ者がこう主張することの難しさ

ただ全員、目を向けている場所が違うんですよね。だからお互い補いあって支えあうのが理想だった。
小説『ロスト・ケア』だったと思うんですが、「人間は生まれながらにして善である。人間に内在する善があるから、人間は悪を認識できる。人間が悪に手を染めるのは、その人間が弱いからであって人間が生来悪であるからではない」みたいな話を思い出す。エーデルガルトもディミトリもクロードも、みんな根は善人です。誰かが傷つくことが前提の社会を拒否する気持ちは全員同じで、理想の延長線上は必ず一点に交わるのではないか。人間の善が行きつく先はひとつなんじゃないかと思います。ただそれぞれ違った弱さを持っているから、主張に違いが出てきて相容れない正義になってしまう。
何度も言うけれど、戦争になってしまったのはやっぱりもったいないですね。誰がフォドラを治めても、きっと行くべきところに行きつくと思うのですが、三人が揃えばもっと早くそこに到達できたと思います。

アガルタあれこれ

ミュソンもタレスもオデッセも、みーんな倒してしまう翠風。紅花でもやってほしかった……あちらでもアリアンロッドに光の杭を撃っているし、できなくもなかったんじゃないでしょうか。紅花の主題は神殺しなので、確かにアガルタを入れると蛇足感はあるけど。
ちなみにアガルタの寿命って、人間とあまり変わらないんじゃないかと思います。少なくとも女神の眷属ほど長命ではない……と思う。セイロスの遺骸が棺にあるとタレスが思っていたのは、セイロスを直接見たことがないからでは?
ついでに光の杭についてメモしておくと、ガルグ=マクに落として失敗したのが一発目なんでしょうね。ネメシスがセイロスに敗れて、人間に任せてられないと思って研究に着手したのかな。

戦乱のあと

ベレト先生ということもあってか、あまり結婚相手にはこだわりがない。いつもと同様女神の塔に来てくれた子と結婚しようかなと思っていました。今回だとリシテアですね。
でも支援会話見ているうちに、レオニーと結婚するのが自然なんじゃないか?と考え始めてレオニーを選びました。ジェラルトとの約束を守って先生についてきてくれたレオニーと添い遂げるのがストーリー的に自然かな……と。

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そんなことないよ!!

 

支援S可愛すぎました。レオニーは最後まで大活躍してくれた子なので、このシーンは全力で否定。なんなら先生より敗北率低かった。頼りになる生徒でした。


話はずれるのですが、エンディングでみんなのその後がわかるのがすごく好きです。みんな自分の人生を歩んだのがよくわかるので、教師としては胸がいっぱいになる。

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交渉のシーンなのはクロードらしいと思う

 

金鹿エンドのこの一枚絵、中央にいるのはマリアンヌでしょうか。うつむきがちだった彼女もフォドラのためにと頑張ったのかなと思うと誇らしい。

お茶会メモリアル

お茶会楽しい。お茶会大好き。おかげで魅力ががんがん上がります。

イケメンのイグナーツ。第二部のイグナーツはほんとに男前になりましたね。

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ベレト「今、ときめいている」

女の子にモテるレオニー。

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バレンタインはチョコどっさりもらっていそう

でもこんなことサラッと言ってたら、それはモテるわ……。

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マリアンヌとレオニーの支援Aがほしい

可愛いフレン。

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この子が睡眠の恐怖から解放される方法を知りたい

一人しか喜ばなそうな選択肢。

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本人にこの話をする勇気はなかった

紅花正史派の先生の胸をえぐるセテス。

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ありがとうございます、そしてすみません……

雑記

書ける場所なかったのでここで。

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一瞬息が止まる

 

この魔獣見たとき「ドゥドゥー、まさか……」って思った元紅花担任、絶対多いと思う。
ここのドゥドゥーはほっとくと魔獣にやられるので、右下の部屋は放置して全速力でドゥドゥー救出に向かいました。レスキューできる子がいると楽なんですが。


ドーピングアイテムを一身に受けたユーリスがとんでもないことになってしまい、やりすぎたと反省。

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ドーピングってフェアじゃないですね