おおぞの備忘録

引きこもりたがりの備忘録。

教師に向いている人ほど教師にならない-青獅子プレイ感想③

蒼月のネタバレ感想です。
最近モンハンをやり始めたので、なかなか風花雪月が進みません。

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先生と恋バナしたい生徒いる?

今の交際相手!?ってなってしまった。今ってことは今じゃない相手もいるの?知りたい……。

アッシュくんの恋愛模様は気になるけど、そんな話は教師としたくないだろうなと思って選ばなかった。ちなみにアッシュはドゥドゥーとペアエンドで、ダスカー料理のお店を出した。

 

 

クロード、フォドラを去る

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弱らせたのはわたしたちですけどね

クロードがフォドラを去るのは紅花と同じですが、フェイルノートを渡すかどうかが異なる蒼月。わたしがエーデルガルト大好きだからか、蒼月でのクロードは未来のフォドラにあまり期待していないのかなと思う。
フェイルノートを扱うことは、リーガンの紋章を宿しフォドラの人間である証。それを捨てるのはフォドラ人としてのクロードを捨てることと同義で、ディミトリが治めるフォドラに魅力を感じていない……というのは考えすぎか。
ところで以前気になることで書いたアビスで出会った男は、パルミラの人間だったんですね。クロードのお目付け役だったのかな。今までアビスにいたんだろうか。

リンハルトとマヌエラ先生、初の敵対

まずはメリセウス要塞。クロードが却下した正面突破の策で攻め込むディミトリ軍ですが、ギルベルトさんちょっとは止めてほしかったよ。それしかないとか後押ししないでもっと考えようよ、先生も一緒に考えるから!
ここで死神騎士とカスパル、そしてリンハルトと敵対しました。リンハルトは好きで毎回スカウトしていたので心が痛い。リシテアといい、戦争に否定的な子を殺すのは特に嫌になります。好きなリンハルトならなおさら……。
リンハルトに糾弾されるの耐えられないと身構えていましたが、まったくそんなことはありませんでした。面倒だとリンハルトらしい言葉を聞けて嬉しくなる反面、今からこの子を殺すんだと意気消沈。
エーデルガルトとの支援会話では、彼女に厳しく指摘していたカスパルとリンハルト。自分を基準に考えてる、正直めんどくさい、とかですね。この二人はエーデルガルトにとって優秀で自分に意見してくれる、得難い部下だったんじゃないかと思う。それを……ごめんね。
でも一言言わせてもらっていいかしら……リンハルト、どうしてわたしが教えるときはリザーブ覚えないの?先生の教え方が悪いの?もう少し厳しくしたほうがいい?ヒューベルトもだけど。

 

あとはアリアンロッドにてマヌエラ先生とも初敵対でした。そういえばマヌエラ先生は黒鷲の担任だった。敵対したのは大樹の節の学級対抗戦以来で、懐かしくもありこうなってしまった悔しさもあり。
ハンネマン先生をスカウトしなければここで登場したのだろうか?

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そんな気障な台詞も言えるのね

これでマリアンヌとハンネマン先生以外は全員敵対した……はず。もう怖いものなどない。

決戦前の会談

紅花前任の先生の心を痛めつけるイベント。そしてエーデルガルトにとって、ディミトリは本当に眼中になかったんだなと実感できるイベント。
ディミトリが無意識に上から目線で冷や冷やする先生をよそに、ディミトリはエーデルガルトの地雷を的確に踏み抜く。ディミトリは自分を弱者だと思っているからこう振る舞ってしまうんだろうけど……君は十分強い立場だよ。
社会的地位もあるし、紋章も持っているし。幼馴染もいるよね(あまり友達甲斐のない幼馴染たちだなとは思わないでもないが)。そもそもエーデルガルトから見れば、先生を獲得した時点で勝者であり強者なんだよ。たぶんクロードも同じことを考えていると思う。でもわからないよね、ディミトリには……。

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だよね……

ディミトリからすれば「俺だって恵まれてるわけじゃない」って言いたくなるだろうね。でも戦争しなくても世界はいい方向に変えていけるんだ!ってエーデルガルトに言えるのは、今まで恵まれていたからこそだと思う。
ところでここのヒューベルト、一言もしゃべらないのに怖いのはなぜ?圧がすごい。まあ相手はエーデルガルトの初恋と今好きな人だから面白くはないよね。だからかな。

人の行く道

皮肉で残酷な終章タイトルだと思う。だって先生は人間に戻れないんですよ。主力は削ったとはいえアガルタ問題も片づいてない。セイロス教団、女神の眷属が支配する構造は変わっていない。
そして最後に立ちはだかったエーデルガルトが異形となっていたことを考え合わせると……。
ディミトリの考える理想は「他者を踏みにじらない」なので、人としてあるべき姿……という意味での「人の行く道」なんだろうけど。それはわかっているけれど。

最終ステージでは、ペガサスイングリットと踊り子フェリクスがミュソンを1ターンで倒してくれたので楽々進みました。ボーア怖いからね。早めにご退場いただくのが吉。
宮城内ではディミトリ、メルセデス、フレンがエーデルガルトに狙われ続けましたが、こちらも回避したりターン最初に回復したりで影響は少なかった。順調に敵を倒して進みました。が、

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この台詞で心がえぐられる。先生だって鈍るよ。他学級でもこんなに自分を慕ってくれる生徒がいるなんて嬉しいな……。

 

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エーデルガルトが死ぬ前に見た景色がこれだなんて、あまりに残酷だ。
ヒューベルトが倒れ、宮城に攻め入られた時点で勝てるとは思ってなかっただろう。それでも最後まで戦うと決めて臨んだだろうに、先生と並び立つディミトリに手を差し伸べられる。これが絶望でなくてなんだろうか。
蒼月ルートとして見たらいいラストだ。自分の意志で切り開く未来を最後まで選んだエーデルガルト。かつて先生が彼にそうしたように、エーデルガルトに手を差し伸べるディミトリ。そしてもう死者に縛られないよう、エーデルガルトを振り返ろうとするディミトリを止める先生。
いいラストだと思うからこそ、エーデルガルトの救われなさが悲しい。最後に先生が振り向くのは救いかもしれないけど、きっとエーデルガルトが欲しかったのはそれではないから。

 

しかしこのラスト、かなりぐっさり刺されたディミトリを一切気遣う様子のない先生が不思議。ディミトリなら大丈夫だと思ってるのだろうか。実際、大丈夫そうではあるが。

戦後のフォドラ

ディミトリは嫌いじゃないし、むしろ好きなキャラクターだ。
けど、このあとの治世には正直不安。有体に言ってしまえば、ディミトリは為政者に向いていないのでは?と思うから。
為政者として見るなら、皇帝にしかできない手段で世界を変えようとしたエーデルガルトのほうが上かな……。ディミトリの考え方では目の前の人間しか救えない。ディミトリに気づかれない弱者は救われず、社会構造も大して変われない。
しかしディミトリは戦後処理はよくできると思うので期待している。傷ついた人間に手を差し伸べようとする姿勢は、今苦しんでいる人間を救うのに欠かせないものだから。優しいだけで世界は変わらないけど、優しさがなければ傷は癒せない。
そうとはいっても、思い切りや視野の広さに欠けるディミトリにはやっぱり不安が残る……エーデルガルトとクロードがほしい。三人で手を取り支えあうのが一番いい未来なのに、それが叶うルートがない……。

大司教の先生も頑張るので、一緒に頑張ろう。ディミトリ。

雑記

キャラ支援の話はまた別で書きたいんだけど、今のうちにこれだけは書いておきたい。
セテスの教師適性高くない?イングリットやフェリクスへの指導が適格で、かつ言葉選びも完璧。あなたが先生すればよかったのではないでしょうか……。
セテスがエーデルガルトと支援があれば、どういう会話をしたのかが気になる。セテスなら、エーデルガルトが一番必要としている言葉をかけてあげられたのではないか。
紋章主義にも懐疑的で、レア様よりは人間に寄り添った考えだと思う。妻は人間だろうしね。セテスを味方に引き込めば戦争も必要なかったんじゃないかと思うけど、女神の眷属だし無理な話か。
正直、セテスは声優さんもあって絶対裏切ると思ってた……ごめんなさい。フレンが誘拐されて心配するのがわざとらしいと思ってごめんなさい。でも怪しかったんです。

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ここにいていいに決まってるじゃない!?ずっといてほしいよ。
マリアンヌは一度も敵対しない生徒ですね。エドマンド辺境伯が戦争に出していないのか、引きこもりになっているのか、あるいは考えたくないけど自害しているのか……。
そう思うと、どのルートであってもスカウトしておいたほうが彼女のためのような気がする。

 

次は翠風の予定だけど、その前にダスカーの悲劇について整理しておきたい。